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母との残り日10―不安的中

二月もほぼ尽きようかというある日、
雪事情で途絶えていた母への訪問を三日ぶりに再開した日だが、食事を「超刻み食」から「ミキサー食」に変える旨申し渡された。以前にもましてむせやすくなった母の誤嚥やのどに詰まるのを防ぐためという。
 毎日来ないとその間に何か悪いことが起きるという不安は的中した。拒否できるものならしたかったが何か代案があるわけもなく、三月一日からは全て滑らかに漉された流動食となった。今までお粥だったご飯は水糊状でプリンのようにプルプルンと揺れている。ホッケの煮物や青菜の胡麻和えも見たところ色の違うポタージュスープだ。
 こっちの落胆をよそに母はもうそんな違いなど気にもならないようだ。それはそれでホッとしたのだが。食事時にしょっちゅうむせていた回数が少し減ったのもミキサー食のおかげなのだろう。
歯ごたえがありながら軟らかくむせにくい物をと思いサトイモ、蕪など出汁で軟らかく炊いたのや煮リンゴをちょっとだけ持っていくとよく噛んで食べるその顔は急に生気が戻ったように見えるから不思議だ。歯でちゃんと噛むことの力を感じる。
      縮小南瓜

テーマ : 生きる
ジャンル : ライフ

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プロフィール

おてんばば

Author:おてんばば
otembaba 長浜友子
(Nagahama Tomoko )
2006年からドイツとポーランドで日本語教師。大学の学生寮になぜかひとり、昔々の女学生が・・・
2008年から野の国ポーランドに再び住み始め、スケッチと簡素な暮らしの不自由さを楽しんだり、嘆いたり。
ポーランド語訳付 tłumaczenie na język polski:Judyta Yamato

2010年10月帰国

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